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■■■内痔核、外痔核■■■

【未だ内容をちゃんとまとめていません。時間を見つけて平易な記述で推敲します。取り敢えず、UPしておきます。】


 内痔核、外痔核
特に内痔核Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度適用。Ⅳ度でも場合によっては可能。
 内痔核分類
Ⅰ度:自覚することはまずありません(自覚症状があるとすれば、痔核からの出血です)
Ⅱ度:肛門管に内痔核が降りてくる段階。違和感はあるものの、肛門縁より外への脱出はありません。歯状線の高位まで自然に収まっていきます。収まりきると違和感さえなくなり日常生活で意識することはないといってよいでしょう。
Ⅲ度:特に排便時などに痔核が脱出します。押し戻すと肛門管内に戻り、時間とともに鬱血が治まれば更に上位へ収まっていきます。Ⅲ度でもこの状態なら違和感なく過ごせます。
Ⅳ度:歩行時でも脱出してきます。鬱血が強い日などは立っているだけでも脱出し得ます。
Ⅳ度症例をⅢ度、Ⅲ度をⅡ度程度まで改善することが目的です。(Ⅳ度で動静脈瘤が余りに大き過ぎる場合はオペ選択が賢明です。)後は「しまって」おけば普通のおしりというわけです。
 しかし、内痔核そのものは相当小さく無症状になり、日常生活に何の問題もないほどに改善しても、完全になくなることはないでしょう。そもそも内痔核の元は全人類共通の「お約束」です。赤ちゃんからお年寄りまで、持ってない人はいないと言い切ってよいものなのです。動静脈叢自体が静脈瘤の元みたいなものですから。随所にプクプクと瘤(こぶ)を作っているのが正常なのです。しかし、間断ない鬱血で血管壁が伸展して、瘤が大きくなってしまうと、いよいよ痔核と呼ばれる困った状態になるわけです。そこで、痔核になりかねない小さな瘤が肛門周囲に何故あるかお話ししておきましょう。
 お腹が緩い時、特に下痢などの水っぽい便の状態の時には、肛門括約筋でお尻の穴を絞めているだけでは液状の便がじわじわと漏れ出してきてしまいます。このもともと少しプクプクと膨らんだ静脈叢がパッキングの働きをすることでちょっとぐらいの下痢では漏れずに済んでいるのです。水道の蛇口を金属で出来た機構だけでは漏水するのと同じです。ゴムのパッキングをギュッと押し付けることで、絞める機構の隙間をピタッと埋めるのと同じ理屈です。
 つまり、常態化した鬱血を解消して、正常な瘤の常態(正常な肛門静脈叢)に近づけ、これをパッキングの機能は維持したまま、痔核とは呼べなくなる程にすればオペする必要もなくなるのです。
 Ⅲ度まで進行した症例でも運動時、歩行時に脱出が無ければオペを急ぐ必要がないのも確かです。医科においてもⅢ度でも保存療法が先ずは基本とされます。Ⅱ度程度なら硬化療法(注射による痔核への薬剤注入)で、程度に拠りますが数年は保存できます。(が、痔になる原因や生活環境を変えない限り、薬の効果が切れれば確実に再発します。注射で硬化させた場合は、治まっている間に生活習慣を変えて瘤が大きくならないように努めれば、薬が切れても痔核が出てこなくなるのですが、食生活や座り方や排便方法に工夫をした程度では、根本的に鬱血を取り除くことに比べれば焼け石に水です。裏を返せば、食生活や座り方や排便方法がイイカゲンな人などいくらでもいるのに、全員が痔疾を患っているわけではないのだから、これらの良くない生活習慣が痔疾悪化の要因ではあっても、決定的原因かと言えばそうではないということです。
 仮に硬化療法を受けた場合でも、痔核が収まっている間に、鬱血してしまう諸条件を解消してしまわないと、数年で徐々に再発してきます。再発防止のためには、「収まっている」期間に鬱血する諸問題を根本的に解決する必要があるのですが、まあ、収まっている間は、ご本人に深刻さがないので施術で鬱血を取ろうとも思わなくなってしまいます(そもそも鬱血が相変わらず継続しているとも思いません)から、硬化療法後に当院に来院する患者さんは一人もいません。来院するのはもっと「困った状態」の患者さんです。)

 とにかく、当院の施術で、Ⅳ度およびⅢ度をⅡ度に、Ⅱ度をⅠ度にして、注意事項を守って生活すればオペとは無縁です。Ⅱ度までなら日常生活での困難はありません(Ⅰ度の段階など、患者さんは自覚さえないでしょう。出血でもない限りまず痔核の存在に気づきません。Ⅱ度の段階でも施術希望する患者さんはいません。どうにもならなくなって・・というケースです、ほとんどが。)
 要するに動静脈吻合部の過剰な鬱血を取り除けば脱出はなくなり、無症状になります(でも、痔核自体はなくなりません=これは自分が「小痔主」だと気づいていない人と同じ状態です。)

 ここまでは、痔核の本態は鬱血による持続的な圧で静脈壁が伸展して修復できなくなることだということ、また、 「今まさに出ている」「歩くと直ぐに出てくる」「力仕事をすると出てくる」ような患者さんの肛門周囲隙内や粘膜下隙内の内外静脈叢の鬱血を取り除けば、静脈が伸展しているぐらいでは「脱出」して来なくなるということを述べて来ました。

   では、どうして鬱血してしまうのかですが、端的に言えば内蔵下垂がその引き金です。下部消化管の下垂が殆どです。更に遡って、どうして内蔵下垂が起こるのかですが、原因は実は脊柱の湾曲の状態、つまり「姿勢」にあります。
 中でも、脊柱が上部交叉症候群と下部交叉症候群を引き起こすような位置関係にある場合に内蔵下垂が進行します。下部交叉だけでは内蔵下垂の程度はそれほどではありません。上部交叉(円背、いわゆる猫背)との併発で下垂が顕著になるのです。更に、円背が広範囲となり脊柱の後彎が大きくなったタイプ(亀背)で、腰椎は下部交叉状態にあるケースでは内蔵下垂が一層著しくなります。亀背は高齢者に多い形体ですが、痔疾が高齢者に多いのもこのためです。
 内蔵下垂の程度が酷くなると(痩せた人なら尚、解りやすいのですが)太ってもいないのにヘソから下の腹部だけがぽこんと膨らみます。(ダイエットしても脂肪による膨隆ではないので、へこむことはありません。)骨盤の両側面と後面は骨格によって内蔵がガードされますから、逃げ道は前面だけです。下垂した内蔵が「どちゃっ」と前に流れて、これが常態化しているのです。
 見た目にはやや背中が丸いかなという程度の単純な円背のようでも、精査すると第3腰椎高位(へその2,3横指上方の背中側)が意外にも後方へ緩やかに湾曲し、平背になっていたりします。直角の背もたれの椅子に座ると背骨が背もたれに当たります。
 なぜこのような姿勢で内蔵下垂が起こるかというと、円背や亀背、その中間の平背の人は、腹部をぐるっと一周とりまくインナーマッスル、腹横筋が上手く作動しないからです。腹横筋は天然のコルセットと言われほど、脊柱起立筋群や深部の多裂筋と共に体幹を支えて強く美しいい姿勢維持のための筋肉であると同時に、腹部を最深部でぐっと締めることで内蔵の挙上を維持する持久筋です。
 ところが、円背や亀背のような上部交叉症候群によって腹横筋自体が物理的に弛んでしまうと、いくらドローインやハンド・ニーなどの腹横筋トレーニングで腹横筋の収縮力を鍛えても全体として弛んでいては腹部全体を締め上げてはくれません。腹横筋トレーニングのみで体幹を「締め上げる」ようにして内蔵下垂を改善しようとしても、上部交叉を放置したままでは腹横筋は実質的には充分に機能を発揮できず、トレーニングに注いだ努力が報われません。それに仮に腹横筋が上手く作動したとしても、それでは腰痛ぐらいのことなら改善しますが、内蔵下垂問題を解決する決め手にはならないのです。腹横筋の弱い人は特に女性にはたくさんいらっしゃいますが、全員が痔主かといえばそうではないことからも逆説的に腹横筋だけが痔疾の原因でないことがご理解いただけると思います。
 この上部交叉による腹横筋の物理的な弛みに加えて、下部交叉による腹横筋の機能不全が加わります。
 腹横筋は骨盤の傾斜を中間位(前傾でも後傾でもない)に保ちます。ところが、腸腰筋や大腿直筋による骨盤に対する下方牽引で骨盤が前傾し、前傾した骨盤により腹横筋が伸展しっぱなしになり機能を低下させ、機能低下した腹横筋により骨盤の前傾が助長されるという負のスパイラルに陥ると腹横筋は腹圧を作れず(体幹を締めることができず)内蔵下垂改善の糸口さえ掴めません。上部交叉からの物理的弛み(垂れ下がり)と下部交叉からの下方牽引にって常に伸張位となり、腹横筋は「長さ‐張力関係が崩れた機能不全」となります。

 上部交叉による腹横筋の物理的弛みと同時に内蔵そのものではもっと厄介なことが起こっています。腹横筋は「下ってくる内蔵を持ち上げる」ことがその本分ですが、そもそも内蔵を「下らないように吊っている」のは何が担当しているのでしょうか。
 それは腸間膜です。腸間膜は、内蔵でぎゅうぎゅう詰めの腹腔をかいくぐり、小腸へ向かう血管・神経を安全に運ぶための柔軟性と構造的安定性のバランスが取れた組織であるとともに、小腸を「ハンモックのように」ぶら下げる疎性結合組織です(靭帯のような強靭な密性線維組織ではありません)。また、「ハンモック」に、これを吊るすためのフックのような支点があるように、腸間膜にも支点があります。第2腰椎と右腸骨窩付近(右下腹部、回腸の終末が盲腸に続くあたり)の2カ所を結ぶラインが後腹壁に固定されています。ここから腸間膜が空腸・回腸を吊るして位置を安定させています。先に疎性結合組織と書きましたが、疎性とは「緩い」と同義で、がちっと固定しているのではなく、ハンモックのように2点、およびこれらを結ぶ線状で固定されているけれど、ぶら下がるハンモック自体はゆるゆると動ける状態です。しかし、ちゃんと吊り下げている限り、ハンモックで寝ている人の背中が地面に着いてしまうようなことはありません。
 ハンモックが切れてもいないのに地面に着いてしまうのはどんな時かといえば、固定してある樹木や柱が撓んで(たわんで)下がった時です。ハンモック全体も下ってしまいます。ハンモックは飽くまで喩えですが、この樹木や柱が撓んでハンモック全体が地面に着いてしまい、地面に寝ているのと変わらない状態が上部交叉症候群のうちの一症状と言えます。内蔵を吊り下げる腸間膜が、程よい張力を維持すべき本来の位置から過剰な「遊び」ができて小腸(空腸・回腸)が下垂し、続発して肛門静脈叢の圧迫と鬱血が常態化した状態です。寝ている時(横になっている時)以外は、絶え間なく圧迫と鬱血が続き、筋肉のない静脈の血管壁は徐々に伸展して静脈瘤が成長していきます。
 小腸をぶら下げるハンモックともえいえる腸間膜の始点を体表(前面)から判りやすく言い換えると、始点がヘソのちょっと左上で、終点が右の鼠径部:下着のライン上、盲腸のあたりです。下腹だけがポッコリ出ている人のお腹が折れ曲がる横ライン=ポッコリした丸みの上端縁とハンモックの始点(ヘソのちょっと左上)がぴったり一致していることからも第2,3腰椎の後彎が最もハンモック全体を下方へ移動させる影響が大きい高位だと解ります。既述のように直角の背もたれに背骨が当たる人が最も強く当たると感じるポイントです。第2腰椎高位での転位であれば、「上部」ではなく下部交叉症候群(腰椎L4〜S1の範囲で、特にL4〜L5が最も過前彎しやすい)ではないかと早とちりしてはいけません。「後方転位と後彎」ですから、これは下部交叉(過前彎)ではありません。過前彎だけなら、ただの「反り腰」です。反り腰だけでは痔疾に直結することはほとんどありません。(反り腰だけなら、寧ろ腰椎ヘルニア、腰椎すべり症、狭窄症予備群となることの方を心配すべきです。)
 実態は、上部交叉症候群の補完による下部交叉症候群です。生理的に後彎している胸椎の並びが過後彎になっているのに、腰椎部分に何の影響もないなどということは、バランスをとる一つのユニットとして脊柱を見ればあり得ないことです。腰椎であってもその上部腰椎においては、上部交叉の流れで緩やかに後彎は続きます。そして、その分、下部腰椎で急激に代償しなければ、脊柱全体のバランスが取れません。つまり、下部腰椎で一気に腰を反らした状態になり、強度下部交叉症候群が併発しているのです。この素人目にも判る強い下部交叉であるだけに、未熟な施術者が素人同然に下部交叉のみを注視してしまうと上部交叉を見逃します。胸椎は12個、腰椎は5個なので、同じ転位でも胸椎の方が「カーブが緩やかに見える」ため見逃しやすいのでしょうが、それでは素人の誹りを免れません。また患者さんがご自分の下部交叉をどうにかしようと腰を丸めても、それが上部交叉の代償性転位として起こっているのであれば、腰を丸めることで上部交叉は更に広範囲に拡大していわゆる「亀背」になります。ますます「ハンモック」は弛んで、内蔵下垂が進行し、鬱血による痔疾は当然悪化します。
 臨床では、上部交叉と下部交叉症候群をバランスを取りながら修正していくことが必須です。計画性なく、でたらめな矯正を重ねると、頸部にまで負担が及び、頭痛、めまい、耳なり、肩こりなど不定愁訴に発展しかねませんから注意が必要です。

 少々長くなりましたが、血管中膜に輪状に走行する平滑筋を持つ動脈とは異なり、筋肉のない静脈、特に元々ぷくぷくと膨隆部を持っている静脈叢に恒常的に下垂した内蔵がのしかかって来れば、血管壁は圧に抗することができないまま鬱血しつづけ、瘤(こぶ)が大きくなるのは当然というわけです。その瘤が粘膜越しに膨らんだのが痔核(いわゆるイボ痔の本体)です。


 解剖学的肛門管、外科的肛門管ともに周囲の慢性的鬱血と血管の瘤は内蔵下垂によって惹起された結果に過ぎません。例えオペによって痔核を取り除いても、静脈叢は網のように張り巡らされていますので、早晩、鬱血による新たな痔核がゆっくり育ってくるでしょう。手術をしても、しなくても、再発防止には鬱血の原因を取り除くことが何よりも肝要です。生活習慣を正すことは痔疾改善に限らず、健康維持・増進に重要であることに変わりはありませんが、痔核解消の観点からは副次的な対策に過ぎないのです。

 「そうか、姿勢か!」といって、姿勢を正すつもりで”テキトー”に後ろに反るだけでは、腹横筋以前の問題、すなわち上手に使えなくなっているであろう脊柱起立筋群に過負荷をかけて、これらを意図せず疲弊させ、正しい姿勢を保てなくなるので注意が必要です。下手な背筋トレーニングや中途半端な腹横筋トレーニングで却って内蔵下垂が進んでしまう失敗例の典型です。況してや、なんちゃって施術家のテキトーなセジュツで頭頚部、胸部、腰部の脊柱支持バランスを崩され、おかしな筋肉の使い方を再学習してしまえば、痔疾改善どころか、新たな問題を引き起こしかねないので警戒が必要です。

 ところで、出血(定期健診による潜血含む)があり、「痔と思っていたら癌だった」「痔もあるけど悪性新生物も見つかった」というケースもあるので、たかが痔だと油断してはいけません。見逃すと大変ですから、消化器、肛門科の診断は絶対に必要です。また、出血を伴なって中々止血しない痔核(いわゆる「切れ痔」ではないです)もあります。これも血管そのものや血液凝固因子に何らかの異常が発生していることは(可能性は低くても)否定はできませんから、医科での受診は必須です。クローン病や潰瘍性大腸炎等による痔瘻(じろう)や繰り返す裂肛に関しては、当然ですが、当院では適応外です。肛門科へ急ぎましょう。痔瘻は重篤な疾病の予兆であることもあります。放置しておいてもろくな事はありません。




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